読書週間には毎年標語があり、そのポスターを見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。この記事では読書週間にちなんで、子ども向けや大人向けの本についてや読書にまつわるあれこれを、私見を散りばめてご紹介します。普段、本を読まない方でも見ていってもらえると嬉しいです。
2023年の読書週間は10/27(金)から11/9(木)の2週間
読書週間は文化の日(11/3祝日)を挟んだ2週間に設定されています。
始まりは戦後まもない頃の、1947年の11月17日〜11月23日(1週間)で行われました。
出版社や図書館、書店、報道、文化団体などが、読書の力で平和な国にしようと一丸となって開催されました。その第1回が大好評だったため、読書週間の期間を延ばし第2回からは文化の日をはさんだ2週間となったそうです。
現在、読書週間を主催しているのが、「読書推進運動協議会」です。
詳しくは下のリンクをご確認ください。(外部リンク)
ちなみにフクロウのマークは読書週間のマーク。
フクロウはギリシャ神話から知恵の象徴とされているそうです。物語の中で、物知りなキャラクターとして描かれるところをよく見かけますね。
読書週間のイベント
読書週間には、図書館を中心に文化センターや書店などで、イベントが行われている場合があります。
蔦屋書店
紀伊国屋書店ブックフェア
(外部リンク)
一方で、大きな書店や図書館でも読書週間のポスターすら見かけないこともあります。(私のまわりで見た感想ですが)
子どもにおすすめの本
「子どもの読書週間」は4月23日〜5月12日の3週間ですが、秋の読書週間にも大人と一緒に積極的に読書を楽しんじゃいましょう!
童話
童話というと世界三大童話の
・グリム童話
・アンデルセン童話
・イソップ童話
があげられます。
私たちに身近な童話といえば「日本昔ばなし」もありますね。
童話の内容は教訓的なものも多いので、読み聞かせは倫理観を育むのに良いと思います。
本屋へ絵本を買いに行くと、価格がたいてい1,000円前後してお財布に痛いんですよね。そこで少しでも安く購入したく、回転式ラックにある400円前後の小さい絵本を買っていました。
多くの本屋で童話のアニメ絵本が置いてあると思います。わかりやすい絵と物語がシンプルで楽しく読めます。
同じタイトルの童話でも、書く作家さんによってそれぞれ全然話の印象が違う場合もあり、比べるのも面白いです。絵はもちろん、言葉も文章も表現も本ごとに味があります。
童話でも子どもにとって少し怖い表現だったり、内容だったりする絵本もあるので、図書館であらかじめ借りて読み比べ、好みの印象のものを読み聞かせてみてはいかがでしょうか?
原色に近い色の絵本
生後まもない赤ちゃんは全ての色はまだ認識できないので、0歳児用の絵本は赤や黄色や緑などコントラストのはっきりしたものが多いですよね。
子どもの好みによると思いますがうちの子を見ていると、いまだにシンプルな色合いだったり、表情がはっきり分かる絵本を好んで読みます。
柔らかく美しい色合いが好きな絵本、いわむらかずおさん作の「14ひきのあさごはん」「14ひきのおつきみ」2冊を購入してみたんですが、2歳のうちの子にはまだ早かったのかハマらなかった。(読んでると違う絵本を持ってこられる)
読み上げる方としては、とても癒される絵本なんですけどね。
ミッフィーシリーズやこぐまちゃんシリーズ
というわけで、シンプルな色彩とシンプルな絵が特徴の絵本がうちの本棚の主力です。
なかでも、昭和の頃からみんなに愛されている幼児絵本の代表格といえば、ミッフィーシリーズとこぐまちゃんシリーズではないでしょうか。
内容は幼児の生活や遊びや気持ちが描かれています。
2つとも絵や色彩の感じが似ていますが、ミッフィーは表情がほとんどないのに比べて、こぐまちゃんは幼児らしい動作が多く表情豊かに表現されているように思います。
あと、ミッフィー本にはあまり感じませんが、こぐまちゃんは随所に昭和感があってほっこりします。テレビ、和式便所、ダイヤル式電話etc…今の子どもは見て分かるかな?
生活のルールを楽しく学べるしかけ絵本や紙芝居
幼児を自宅保育をしていると、各ご家庭で日常生活のルールをある程度習慣化できるように教えて行くことになると思います。
生活ルールをわたしの口で教えるだけではなかなか上手くいかなかったので、楽しめるようなしかけ絵本にとても助けられました。
とはいえうちの子は、テレビやyoutubeなどで歌から生活のルールを学ぶのが一番楽しそうだし、私自身も楽ではあります。笑
テレビや動画はやはり楽しいので、つい試聴時間が長くなってしまうのも気になるところ。
幼児期にはテレビや動画ではなく、保育者と直接関わり合うことが重要だという育児書や研究結果も多くあります。
なるべく子どもとコミュニケーションを取るほうがいいのかなぁと頭では分かっていても、人間つい楽な方へ動いてしまいますね。あくまで私の場合ですが。
ところで、絵本だけじゃなく紙芝居でも生活ルールを題材にしたものをよく見かけます。読み手と聞き手が向き合っているので子どもの反応が見やすく面白い。子どもにとっても、大きな絵の紙芝居は絵本より集中させるように感じます。
紙芝居は購入すると2,000円前後。私の感覚ではお高めだし、大抵の本棚に収まらない大きさ。なので図書館で借りてみることをおすすめします。子どもが興味を示さなかったり、怖がったりする場合もあります。
紙芝居はヨコの長さが40cm近いので、借りるときは大きなバッグを持って行くと良いですね!
図鑑
図鑑は子どもたちが広い世界を知ったり、興味を持ったりする入口になる大事な本だと思います。
小学生以来子どもが生まれるまで、児童書のコーナーにはほぼ足を運んだことがなくて知らなかったのですが、たくさんの図鑑が置いてあることに驚きました。
同じジャンルの図鑑でも、手書きの絵だったり、写真だったり、名前順に並んでいたり、種別順に並んでいたり、特徴順に並んでいたり様々なアプローチがあり面白いです。
年齢が幼ければ、身近なものが載ってい図鑑から触れるのではないでしょうか?
うちでは学研の「こどもずかん777 英語つき しゃしんバージョン」という図鑑を購入しました。
777語の単語を写真付きで載せている図鑑で、動物や食べのも、乗り物、空、身の回りのもの、数、色、ひらがな、カタカナなどがあります。
しかしそれより断然良く遊んでいる本が、アンパンマンの「ことばずかんプレミアム」。本というかオモチャに近い?
日本語が2,000語以上、英語800語以上収録されています。アンパンマンが大好きなので、2歳の誕生日にプレゼントしましたが、とても喜んでくれました。
興味があるところしか見ないので、この本を使って言葉がどんどん出てくるようになったわけではありません。でもくり返し遊んでいます。
幼稚園や小学生向けの図鑑で良いと思ったのが、学研の図鑑LIVE「昆虫 新版」。
この図鑑の昆虫はなんと生きたまま&白バックで撮影されています。生きたまま白いところに乗せてじっと止まっているところを撮るって、考えただけでも気が遠くなります。
実物大のシルエットがあるので(無いのもある)、とても小さい蛾とかカゲロウはこんな形をしていたんだと興味深い。もっと小さいダニも分かりやすく黒バックで載っています。
身近な昆虫もたくさん載っています。公園で見つけた昆虫を家に帰って図鑑で確認するのが面白い。たくさんの種類が載っていて(シジミチョウとか)、ハッキリこれだ!と分かるものは少ないのですが。
私は虫が苦手なんですが、丸山宗利さんの「昆虫学者、奇跡の図鑑を作る」という本を読んでこの図鑑を見てみたくなりました。丸山宗利さんは「昆虫 新版」の総監修をされています。
虫が苦手でも楽しめるとは言いませんが、
大いにゾワゾワしながら、普段避けている虫の姿カタチをじっくりと見ていたら、まわりの虫たちを違った目でみれるかも?
大人におすすめの本
大人におすすめの本というと、興味や欲しい情報が人によって千差万別で、一介の主婦の私がドヤ顔でご紹介できるものは何ひとつ無いのですが、
一般的に社会人におすすめといえば、ビジネス書や自己啓発本が多いのではないでしょうか?
なので、読書週間には普段は読まないタイプの本にも手を出してみては?と思い、ご紹介します。
小説
前置きを無視して、本好きなら老若男女問わず普段から読みそうなタイプの本「小説」を取り上げておきます。小説の中でも、
・ライトノベル
・大衆小説
は、普段本を読まない方でも、読書の入口として入りやすいと思います。
おすすめは図書館で色々と借りて、好きな著者を見つけるのが良いと思います。好きになった著者の小説は他のタイトルでも楽しめる場合が多いです。
たとえば、私はアガサクリスティが好きでよく読んでいました。アガサクリスティといえば推理小説ですが、多くのタイトルでイギリスの上流階級暮らしぶりが描かれていて好きだったんです。それと細かな人物描写も。もちろん読んでる人の想像を超えるようなストーリーの面白さも大好きです。
色々借りていると、自分の好みのジャンルも分かりますね。私の場合、恋愛小説やSFより推理小説が好きでした。
大人も図鑑
児童書の棚には図鑑がたくさん置いてありますが、一般の棚にも各ジャンルごとに図鑑はたくさんあります。
何かを調べようと思った時以外でも、図鑑は種別やカテゴリー分けされていて見やすく、体系的に知識を得ることができるので知らない世界に足を踏み入れる一歩になります。美しく分かりやすい写真集のような図鑑も多くあるので、関心のなかった分野でも見ていると興味が湧いてきたりします。
以下は興味深かった図鑑です↓
珪藻は海や川などにいる植物プランクトンですが、その姿を想像したこともなかったので、この図鑑は衝撃的でした。すごく不思議で美しいようなゾワゾワするような。笑
世界史の図鑑。マップでどこで何があったか分かりやすく見やすい図鑑になっています。
現代の読書。本の媒体
ひと昔前なら、紙が製本されたものを読むという形でしたが、ここ数年はいろんな媒体で本を読めるようになってきました。
電子書籍
電子書籍サービスは今やどれくらいの数か分からないほどたくさんあります。
代表的なところで言うと、
・Amazon Kindle(有料)
Amazonによる電子書籍を扱うサービス「Kindle」。月額制で読み放題のサービスもあり。購入した書籍を読むための専用の端末「Kindle電子書籍リーダー」も販売しています。
・楽天Kobo(有料)
コミックをはじめ、雑誌や小説など約400万冊を扱う電子書籍サービス。楽天ポイントが使える。
・青空文庫(外部リンク)(無料)
著作権の切れた作品などをボランティアの手により、Web上で無料見ることができるサイト。小説多数。作品名で探せますし、作家別に一覧で公開作品を探すことができます。おすすめです!
・各区市町村の電子図書館(無料)
図書館で利用登録をしていれば、図書館のサイトから利用できる場合が多い。各区市町村により閲覧できる本の数に差があります。自治体による格差を感じるところ。笑
現代の忙しい社会人には隙間時間を有効に利用する人が多いでしょうから、とても便利なサービスですね!
たくさんのタイトルを月額980円(2023年10月時点)で読み放題!無料期間もあります↓
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楽天Kobo電子書籍ストアオーディオブック
電子書籍に続いて、忙しい人々の強い味方オーディオブック。音声で本を聞けるので、何かしながらでも読書できます。視覚情報が必要な場合は、PDFなどで添付資料が付いていることもあり。
オーディオブックを提供しているサービスは、
・Amazon Audible(有料)
・audiobook(有料)
・一部の図書館(無料)
などなど。
Amazonのオーディオブック「オーディブル」。月額1,500円(2023年10月時点)で聴き放題対象作品が視聴できます。↓
紙の本
読書をする場所
読書をする場所というのも人それぞれに好みがありますね。
家の中で
家で本を読む。取り立てて説明するまでもないのですが。笑
家で読書する場合は色んな姿勢で読めるのがいいですね。